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語学教育普及事業
- 在日外国人労働者の生活オリエンテーションのための日本語教育支援
IPA国際職業能力育成協会理事中華職業教育社を訪問
12月3日IPA国際職業能力育成協会業務執行理事張超氏、国際交流事業部部長塙苗氏、日本中央カレッジグループ理事長中島利郎氏等一行8人が中華職業教育社を訪問し、同社の書記方乃純氏、副総幹事楊農氏と会談し、契約の備忘録に署名した。
昨年、IPA国際職業能力育成協会は方書記一行に同行し、日本中央カレッジグループ傘下の中央情報学院、中央農業学院などの施設を訪問し、学院側より日本の職業教育の発展状況と将来の展望について詳細な説明を受けた。中華職業教育社の訪問団は、日本の職業教育は社会の発展に伴うニーズと密接に関わっており、更に経済発展によるニーズに対応し、常に調整することが求められるという部分に強い関心を示し、中国でも参考にしたいとした。
日中関係が改善の兆しを見せる中、中央カレッジグループと中華職業教育社には、民間の職業教育機関としてともに手を取り合い、日中の職業教育協力プロジェクトの実現と両国の友好関係の促進に向け努力してほしい。
双方は将来的な中国職業学校の在校生の日本におけるインターンシッププロジェクト、並びに、中等職業技術専門学校の医療介護、機械、調理、日本語の各学科を専攻した卒業生の日本留学プロジェクト、職業学校の指導員を対象とした訓練、交換留学などについて詳細を協議した。同協議の席上では、各プロジェクトの実現に向けて、協会も全力でバックアップすることを約束した。
また、今回協会は、中華職業教育社より協力を受け、華唐中科科技グループと済南工程職業技術学院を訪問する機会を得た。
華唐中科科技グループは中国のシリコンバレーと呼ばれる中関村に位置している。華唐中科科技グループの曹明元会長の同行の下、グループのビッグデータ、モノのインターネット、モバイルインターネット、バーチャルリアリティ(VR/AR)、地理情報システム(GIS)など最新の情報技術を用いた製品のショールームを見学し、同グループが設計開発したシミュレーショントレーニングシステム(CCSS)を実際に体験した。双方は最新の教育技術と設備の開発研究とその普及に向けた協力の実現について協議を行い、将来的な交流と連携の強化に対し、強い期待感を示した。
済南工程職業学院では、学校の伝統文化工房、プレハブ建築体験センター、アニメデザインスタジオなど技術訓練施設を見学し、会談の後、≪契約備忘録≫を作成、署名した。今後、各専攻分野における交流と指導者の育成訓練などの面で協力して行く見込みだ。
今回の理事張氏の中国訪問により、協会は国際交流及び協力事業の推進に向け、大きな一歩を踏み出した。
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